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【mixiより再掲】マジメな話で恐縮ですが

オヤジの残してくれた会社は創業30年。
コテコテの製造業だから業界の衰退と共に業績も急降下。
その時はオイラは何の手助けもせず、オヤジも何の手助けも求めてこなかった。
オヤジが亡き後、どれだけの苦労を背負い込んでいたのかが分かって、涙が止まらなかった。

なぜ自分はあのときオヤジと一緒に苦労を背負わなかったのか。
今でも消えない、一生消えない思い。

コンサルタントってヤツがいかに口先だけのモノであるかを、皮肉にも自分自身の身をもって味わうことになった。自分のオヤジの本当の苦労さえ分からなかったヤツが何を偉そうに言うのか。見せかけの業績を一瞬ちょこっと伸ばして「成果がが出た!」なんて言っていた自分を憎悪し嫌悪した。それでも僕はコンサルタントを続けようと思った。なぜだか不思議だけれど。

僕に依頼をしてくるほとんどの会社は数年間赤字で苦しんでいた。そして大手のコンサルティング会社や著名なコンサルタントに指導を仰いでいた会社も多い。でも、いま僕が長期で関わっているクライアントさんで赤字決算の会社は1社もない。これは僕の能力が高いからでは断じてない・・・残念だけれど。自分の戦略立案能力やマーケティング、財務に関する知識や経験なんてコンサルタントと名乗っている人の中では良くて中の下あたりだろうと思う。

それでもなぜ赤字決算の会社が無いのかというと僕の中に「オヤジの様に苦しんでいる社長さんを絶対に助けるんだ」という強烈な想いがあるからだと思う。自分が出来る事なんてたかが知れいているし、助けるなんておこがましいけれど、助けられるのであれば何としてでも助けたいと思う。

ただし、単純に売上や利益を確保するための関わり方は出来ない。その前に圧倒的に大切なのが人や会社本来の自然な姿としての「在り方」が何よりも大事だと知ってしまったから。その人らしさ、その会社らしさから外れた事業は必ず苦しさをもたらす。これは自分自身の経験でもあり、クライアントの経験でもある。自分自身の道を歩んでいるという確信があれば今の苦しみに耐えられる。でも誰かが敷いたレールの上をあてもなく進んでいる時の苦しみには耐えられないと思う。

自分の道を歩む為にはまずはビジョンが大事という人もいるかも知れないが、それは違うと思う。ビジョンの前に在り方。それが本当のビジョンであるためには、本当の自分が何かを知っていなければ。偽りの自分からは偽りのビジョンしか描けない。偽りのビジョンを描くことで苦しんでいる社長さんがいかに多いか、僕は見てきた。それは苦しみを増幅するメカニズム。ビジョンを描くことが大事なのではなく、それが実現するに値するビジョンであると確信を持てる自分であることが大事なのだと思う。


僕がコンサルティングで関わったとしてもきっと上場は出来ないだろうし劇的に売上が何倍にもなることは無いと思う。もちろん僕にもその能力はまったくない。でも暗闇で迷っている会社がお天道様の下を笑顔で歩けるようにはなれるかもしれない。そんなことが出来ればオヤジもちょっとは許してくれるかも知れない。
 
 

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コメント (3)

kun:

いいぞ!!
トミちゃんその通り!

forest1chan:

前の落ち込む話や、静かで深い決意にどうも惹かれてしまう性質ようです。(笑)

心から共感できますよ。

素晴らしいミッションに心痺れるおじさんより

D931:

自分から逃げず、自分に正直であり、そして自分に嘘をつかない。そのあり方が素晴らしいですね。

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2008年02月26日 23:17に投稿されたエントリーのページです。

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